【図解で簡単】パノラマ撮影の基礎 底面撮影~!
パノラマ撮影の基礎で、底面(三脚)を消したい。。。
って、お問い合わせをいただくことが多いので、ご紹介させていただきます。
1.カメラと三脚を斜めにして、元の底面を撮影する方法
2.簡単な治具を使って、元の底面を撮影する方法
3.ソフトウェアで、画像合成する方法
など、さまざまな方法があります。
今回は、2番目の簡単な治具を使った場合をご紹介してみます。
一眼レフカメラを使ったパノラマ撮影で、底面撮影ってこんな治具とイメージで行います。
【Nadir Adpter 本体】
三脚とパノラマ雲台の間に装着することで、カメラを真下に向け撮影を可能にする治具
【コラムロックリング】
Nadir Adpterを使用した真下の撮影をする際
三脚中央のセンターポールの長さを調整する際の目安
(※留め具ってイメージです。)
【使用・撮影方法】
水平方向に1周撮影が終了した後、一番最後に真下向きの写真を撮影します。
真下向きの撮影では、★位置をできるだけ変えずに撮影することが一番大切です。
(1)三脚のセンターポールを ”C” cm上に伸ばします。
(2)Nadir Adpterの開閉調節ネジを使い、カメラを真下に向けます。
(3) 三脚を ”D" cm横にずらし、撮影します。
【使用・撮影方法の補足】
通常撮影時に三脚が地面と接地していた三点と重ならないよう注意して、三脚をずらします。
真下向きの撮影時は、三脚の中心は前写真の中心になるよう心がけます。
(撮影写真イメージ参照)
こんなイメージで、簡単に元の画像位置の三脚のある部分と別の角度から撮影しておくことにより、底面の画像合成が綺麗に行えます。
今回は、撮影側で補完するイメージをご紹介させていただきましたが、もちろんこれ以外に、ソフトウェア側で画像加工(補正)する方法を好まれる方々も多いですね。
昨今は、高価な画像処理ソフトを使わなくとも、さまざまな画像加工が簡単にできるようになりました。(苦笑)
ただし、簡単な地面なら良いのですが、草や土、砂、タイル張りであったり、岩などの地面だったりすると、綺麗に三脚を消すのは至難の業です。
(※やはり、消した(加工)跡が目立ってしまいます。)
そんな底面処理を綺麗に加工する方法のひとつとして、治具を使った
ご紹介をさせていただきました。
次は、撮影した画像をどのように加工するか書いてみようかなぁ。。
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